北海道電力株式会社 森地熱発電所

森町には、日本で8番目の地熱発電所があります。
森町濁川は、火山噴火により形成されたカルデラ盆地で随所から小規模な温泉が湧きだし温泉施設が点在しています。
濁川地区の豊富な地熱エネルギーを利用して発電し電力供給しているのが、森地熱発電所です。
森地熱発電所は、カルデラ盆地に設置し世界的にも類をみないものであると同時に、国立公園外に最初に設置し、民家に隣接している大変珍しい地熱発電所です。

蒸気タービン建屋内
地熱発電とは
地熱発電とは、地下で熱せられた高圧熱水(蒸気)を地上に導き、その蒸気でタービンを駆動して発電を行う方式です。 地熱エネルギーを使うため、長期間にわたる安定した電力供給が期待できます。









地下から噴出した蒸気は発電に利用、熱水や仕事を終えた蒸気は冷却後、還元井により再び地下に戻し、一般排水は浄化槽で処理した後に排水するなど発電所周辺の環境に配慮した仕組みで稼働。 また、地熱エネルギーの有効利用として、ハウス組合の熱交換器を介して河川水を温め、これをビニールハウスに送りキュウリやトマトのハウス栽培用の暖房熱源として利用する取り組みも行われております。
森地熱発電所は見学可能です。
森地熱発電所では、地熱エネルギーのしくみなどを分かりやすく教えてもらえる発電所の見学ができます。 モニターを観ながら地熱エネルギーとは何か、発電のしくみ、森地熱開発の経緯の説明を受け、主要設備の見学でおよそ40分の内容です。
見学するには事前予約が必要です。
(見学時間AM9:00~PM4:00 土日祝祭日、年末年始、発電所点検期間中は見学不可)
北海道電力株式会社 森地熱発電所
所在地
〒049-2462 北海道茅部郡森町濁川3−91
TEL(01374)7-3377
森駅から車で23分