青葉ヶ丘公園 茅部栗
茅部の栗が自生する青葉ヶ丘公園
北海道森町(もりまち)には、栗林が自生しておりましたが、明治初期に鉄道の枕木や桟橋建造の材料として大量に伐採され、ほぼ全滅。辛うじて残ったものが、桜の名所である青葉ヶ丘公園に残っております。樹齢200年に達する巨木を含め130本の「茅部の栗林」あり、栗のシーズンになると茅部栗拾いの方で賑わう青葉ヶ丘公園の風景。「茅部の栗林」は、北海道指定天然記念物に指定。町の木でもあります。
多くの町民がその存在を知っている大きな栗の木
青葉ヶ丘公園内のグランドでは、運動会や野球大会などが行われます。その脇にある大きな栗の木。もりまち町民ならだれでも知っているシンボルツリーと言えるのではないでしょうか。森町の沢山の子供たちの走る姿を見守った大きな栗の木です。
茅部栗 森町には、自生栗の密林が存在していた。
明治初年頃、森町には海岸部20キロ一帯におよぶ自生栗の密林がありました。その歴史は古く森町内の縄文遺跡からは、炭化した栗の実が発掘されており、古くから栗が生息し、人々の食物となっていたことが証明されています。しかし、明治5年の※森港桟橋の脚材や鉄道の枕木、薪炭材などに使うために伐採され栗林のほとんどが絶滅。青葉ヶ丘公園の栗の木は、馬つなぎ場の為、伐採を免れ残存したものになります。青葉ヶ丘公園内の栗の木130本位の内50数本が樹齢200年を超える老木です。「茅部の栗」と親しまれ、秋には果実を実らせています。
※森港桟橋
所在地
〒049-2327 北海道茅部郡森町字清澄町
森駅から車で3分
駐車場あり